我が家の息子は2019年に年中組になりました。
凸凹くんを育てる親が抱えることの一つに「小学校をどこにするのか」問題があげられます。
小学校の進学先としては
- 通級支援教室
普段は通常の学級に在籍しながら、週に数時間程度、違う教室へ移動。
苦手な音読の指導や、社会性を学ぶためのグループ活動など子どものニーズに合った個別の指導を受ける。 - 特別支援学級
障害の種別で分かれた少人数の学級。
子どもの状況や保護者の要望に応じて、特別なカリキュラムを編成して学習することもできる。 - 特別支援学校
1クラス定員最大6人で、施設がバリアフリー化され、設備も整っている。
専門性の高い教育が受けられる一方、数が少ないため地域から出て通う場合が多い。
この3つが挙げられます。
引用:NHKハートネット(https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/133/)
我が家も2019年(年中組)から学校を見学したり情報収集しています。
小学校を探すに当たって個人的な感想ですが、
発達障害自体が多くの人に認知されてるとはいえ、
まだまだ取り組みが周知されていないなーと思いました。
小学校でも何をするのか、中学校では??高校はどうなるの?なんて
凸凹くんを育てていてもさっぱりです。
まだまだ勉強不足だなと思うこともありますが・・・。
というわけで私がしていることを踏まえつつ、どのように小学校を選んでいくのかをみていきたいと思います。
あくまで私の住んでいる地域、私の周辺の話が主になっていますので、
どの地域もこの通りというわけではありません。
この記事は参考程度にして、詳しくはお住まいの地域でご確認ください。
発達障害の子供の小学校選びはいつから?
小学校選びは療育の先生に聞くと、年長組さんの夏からというのが相場らしいです。
・・・が!!
実は凸凹さんを育てている方のお話を聞くと、
年中組の時(入学の2年前)からすでに学校探しをしているお母さんが多い!!
年中さんの時の学校説明会に参加したり、
学校に直接問い合わせをして見学に行ったりします。
また、私が住んでいる地域では通称「判定会」という特別支援教育相談があり、
年長さんの時にどこにいくのかを相談する場があります。
そこで相談をすることで、進学先を決めるにあたり意見をもらえるというものです。
それも年長さんの6月からの予約開始で殺到するため、
早めに予約を取っておかないと予約が取れず学校が決められない
・・・という噂まであります。
とにかく早めに情報を入手して学校をある程度決めておかないといけないようです。
何事も受け身では入学ができない・・・!!
学校と協力体制ができていないと本当に苦労するのは我が子なので、
しっかり見極めないといけませんね・・・!!
年長さんのうちに知能検査の結果を準備しなければならず、
また知能検査にも種類があり、どの検査をするのか指定している地域もあるようです。
知能検査で知られているのはこちら。
- 田中ビネー知能検査Ⅴ
- ウェクスラー式知能検査
- 新版K式発達検査2001
参考:https://www.jobsa-u18.jp/dd/examination
この知能検査の結果も準備しておかないといけないので、
入学までスケジュールを逆算して行かないと入学直前で慌てることになりそうです。
参考までに私の住んでいる地域の入学までのスケジュールをざっとまとめておきます。
年中組さん 秋・冬
小学校探し・学校見学
年長さん 6月後半
「判定会」予約開始
年中さん7月〜9月
「判定会」相談開始
年長さん10~11月
就学時健康診断と小学校の選択
小学校入学
学校によっては登下校の付き添い
年長さんは保育園・幼稚園での行事が多くなり忙しくなるため、
早め早めに準備が必要になります。
早い人だと年中さんになってすぐから探し始める人もいるそうです。
早いに越したことはないですがそれだと仕事がなかなかできない、と悩む人もいますよね・・・。
お住まいの地域の情報を知りたい場合は
「(お住まいの地域名) 発達障害 小学校」
などと検索すると出てくると思います。
支援学校・支援学級の違いは?
さて、凸凹さんの小学校入学先は次の3つ。
- 通級支援教室
- 特別支援学級
- 特別支援学校
NHKハートネットやLITALICOでも紹介されていますが、
これらがなんなのかを少し詳しくみていきます。
通級支援教室
普段は通常の学級に在籍しながら、週に数時間程度、違う教室へ移動。
苦手な音読の指導や、社会性を学ぶためのグループ活動など子どものニーズに合った個別の指導を受ける。引用:https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/133/
通級支援教室は地域によって呼び名が違ったりします。
週に何時間か通常の教室とは別の教室で不得意なことを学ぶ教室です。
書くことが苦手、聞くことが苦手、様々な子がいますので、
その子にあった勉強方法を考え、提案したりしてくれるそうです。
欠点としては通常学級のクラスメイトの学習の妨げになってしまう、ということがあるそう。
特別支援学級
障害の種別で分かれた少人数の学級。
子どもの状況や保護者の要望に応じて、特別なカリキュラムを編成して学習することもできる。引用:https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/133/
通常の教室とは違う別のクラスで少人数で学ぶ教室になります。
保育園・幼稚園で他のこと馴染めなかったりすると、
こちらの特別学級を勧められたりもするようです。
課題としては進学に大きな影響があるということ。
普通高校受験の際に必要なのが「内申書」
この内申点がつかないらしいのです。軽度(ボーダーライン)に近く、学習になんの問題のない子が学びたくても学べないということにもつながっているそう・・・。
(受験に関しての記事はこちらを参考にしました)
子供は学ぶ権利があるのに、
子供に適した環境がない、その環境に入れないということが大きな問題ですね。
特別支援学校
1クラス定員最大6人で、施設がバリアフリー化され、設備も整っている。
専門性の高い教育が受けられる一方、数が少ないため地域から出て通う場合が多い。引用:https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/133/
重度の発達障害の子も通う学校です。
数は少ないですが、発達の特性によって教室が分かれていたり、
設備もバリアフリーが整っていたり、
間違って脱走なんてことがないように出入口も管理されていたりします。
親としてはとても安心できる環境と言えそうです。
入学には規定があり、知能検査でそれなりのIQがある子、発達障害のボーダーラインに近い子などは入ることができないようです。
進学先の決め方は?
どこがいいのかは最終的には保護者が決めることになります。
自治体としては「相談に来てくれたらアドバイスしますよ」という姿勢だそうです。
そのためしっかりと見学に行って、子供の発達と意見に向き合い、
学校を見極める必要があると言えそうです。
入学でわからないことなどはお住まいの地域の自治体にがんがん問い合わせましょう!
わからないで入学させて子供に悪影響だったということは避けたいですから!!
また、発達障害のお子さんを持つ先輩ママに聞くのも一つの手だと思います。
息子が通っていた療育では親同士のつながりのための会があり、
療育を離れたあとでも話を聞くことができます。
そういったママ友を作るのも大切なことだと思います!
LITAKICOや地域の子供発達支援センターなども大いに活用して、
一人で悩まないようにしたいですね!
最後に
「発達障害の子供の小学校選びはいつから?支援学校・支援学級の違いは?」としてみてきました!
私自身も息子の小学校探しの真っ最中・・・!!
息子に何がいいのか?どんなところがあっているのかを探すので頭を悩ませています。
通っている保育園での様子も、何か問題があったり面白いことがあったら担任の先生が教えてくれる程度で、
聞かなければ教えてくれません。
受け身では何にも解決しないんですよね。
年中の後半に差し掛かった現在、
- 私がいると甘えん坊の息子が社会(保育園)に出るとどうなるのか。
- 進学した先でどのような学びが得られるのか。
- 息子にはどのような学習方法があっているのか。
これらをしっかりと見極めた上で、息子に最適な環境を選んであげたいなと思っています。
そんな中仕事は?と思われた方はメルマガで私の仕事について話していますので、
興味があったらどうぞ!
「発達障害の子供の小学校選びはいつから?支援学校・支援学級の違いは?」はここまで!
最後まで読んでいただきありがとうございました!